雪歩「どうして私の気持ちを分かってくれないんですか!!」
P「あん? いきなり怒鳴られても何が何だか」
雪歩「最近はメールの返信もしてくれません。
事務所でもすれ違いの生活です。さみしいです」
P「気持ちは分かるが、今は春香や真美のプロデュースに
専念しなくちゃならないんだ。忙しい時期なんだよ。
今頑張らないとレベルが上がんないんだよ」
雪歩「私のことはどうでもいいんですか!?
他の女の子のことばっかり見ててずるいです!!」
P「別に好きでやってるわけじゃないし。
お前の担当から外されたんだからしょうがないだろ」
竜宮小町の他にも雪歩や真たちは順調に成績を伸ばし、
今では765の看板にまで成長した。
はっきり言ってこいつらに俺の手助けはもう必要ない。
そう判断した社長は、新しいPを雇ってこいつらの
面倒を見させることにした。
(美希は不満を言ってたが強引に黙らせた)
俺はまだBランク以下でくすぶってる春香、真美、
やよいのプロデュースに専念することになった。
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ようは付きっきりで面倒見てるんだよ。
トイレに行くとき以外はほとんど一緒にいる。
雪歩「プロデューサーは浮気しました。
私のことが一番好きって言ってくれたのは嘘だったんですか?」
P「うん」
雪歩「え?」
P「そういう態度、いい加減嫌になる」
雪歩「……え? え?」
P「ほら。なんで自分が悪いのか分かってない」
雪歩「プロデューサー?」
P「……もう話しかけてこないでくれ」
雪歩「なっ!?」
俺たちが話をしてるのは二週間ぶりくらいかな。
ほとんど他人みたいになっちまったから
事務所で会うこと自体久しぶりだ。
実は一時期雪歩といい関係になりかけたんだが、
そろそろ破局を迎えるべきだろうな。友達以上恋人未満の
関係だったけど雪歩の態度が明らかにおかしくなってるから。
5 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 17:10:51.80
実はこいつの担当から外してくれた社長には
少しだけ感謝してる。
P「真美たちのことが片付くまで他人でいよう。
俺とおまえは今日から他人だ。いいか?」
雪歩「……そんな勝手な話ってないですぅ」
P「頼むよ。正直おまえと会うだけで胸やけがするんだ」
雪歩「どうして急にこんな話になるんですか。
もしかして怒ってますか?」
P「うん。めちゃ怒ってるよ。うっさいから
スコップで穴掘って埋まっててくれないか?」
雪歩「嫌です!! 私が見てないと誰かと
浮気するかもしれないじゃないですか!!
この前やよいちゃんの頭ナデナデしてるの見ましたよ!?」
P「あーはいはい。そういうこと言われるのもう飽きた。
男を束縛しようとする女は嫌われるぞ?」
真美「……兄ちゃんの言うとおりだよゆきぴょん。
しつこいのって嫌われるよ?」
雪歩「……っ!!」
真美からも非難され、むっとした表情になる雪歩。
でも言い返せないのは自分が悪いと認めてるからなんだろうな。
6 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 17:13:58.50
現在この事務所には真美とやよいと音無さんもいる。
春香は今日休みなので少しさみしい。
他の奴ら? あいつらなら仕事いっぱい入ってるから
こんなとこで遊んでる暇ないよ
音無さんはすげー冷静で、こんだけ俺たちが騒いでるのに
PCで書類作成してる。どんだけ訓練されてんだ?
P「音無さんからも何か言ってやってくださいよ。
雪歩が遅めの反抗期を迎えようとしてるんですよ?」
音無「はい?」
真美「あっ。ピヨちゃんの表記が音無になってる」
小鳥「え?」
やよい「あっ、なおりました」
P「子芝居はどうでもいいから。
で、音無さんは雪歩のことどう思います?」
小鳥「うーん。話を聞いてる限りヤンデレと言われる人種
なんじゃないでしょうか?」
真美「ヤンデレ?」
P「聴いたことない言葉ですね。どこの国の人種ですか?」
7 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 17:16:32.00
小鳥「人種というより性格でしょうか?
異常なほど独占欲が強い人のことです。
アニメとかでそういう設定の女の子がいるらしいですよ。
この画面に映ってる子とかがそうですね」
P「へー」
真美「ほほう」
俺と真美は音無しさんのPCを覗き込む。
やばそうな目の色をした女の子たちが
包丁やのこぎりなどを構えてる。
まさに今の雪歩にそっくりじゃないか。
顧客にはこういうニーズもあるそうで、
現在ではヤンデレCDまで販売されてるらしい。
P「雪歩はヤンデレアイドルとしてプロデュースしていくしかないな」
やよい「……うっうー」
雪歩「……」
やべー。雪歩がキレてる。やよいも脅えてるし、空気は最悪だ。
P「お、おい。今のは冗談だよ。まさか本気にした?」
雪歩「少し」
9 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 17:18:51.68
P「そっか。それは悪かったな。
じゃあ俺これから真美達のプロデュース入ってるから」
真美「そーゆ→ことだから。じゃあね~ん」
やよい「……いってきますです。ハイたーっち、したら
雪歩さんに殺されるかもしれないです」
小鳥「気を付けていってらっしゃーい」
雪歩「……」
俺たちは用もないのに車に乗り、適当に
その辺を散策してしまった。だって仕事なくて暇なんだもん。
以前は九人ものアイドルを担当してた超人並みの俺。
今は三人だからずいぶん楽だぜ。
楽すぎて仕事に熱が入らねえ。俺がやってることといえば
適度にダンスやボーカルのレッスンをしつつ、
たまに営業活動をするくらいだ。
実は竜宮やフェアリーだけで相当な利益を上げてるから
俺がそこまで頑張る必要はないのだ。もはや零細事務所じゃ
なくなりつつある。ちなみにうちの最優秀選手は千早だ。
春香たちには秘密だが
真美たちと喫茶店で時間をつぶしてから帰宅した。
11 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 17:23:18.05
今日はほとんど何もしない一日だったな。
こんな体たらくでプロデューサーが名乗れるんだから
ふざけた会社だぜ。
そろそろ本気出さないと首になったりして?
雪歩「おかえりなさい。今日は帰りが遅かったですね」
P「……おう」
雪歩「ご飯にします? それともお風呂が先ですか?」
P「……まあ、その。なんだ。言いにくいんだが、今すぐ帰れ?」
雪歩「じゃあご飯にしましょうか」
P「いや、人の話聞こうよ」
言うまでもないが雪歩を家に呼んだ覚えなどない。
しかも俺が文句言うともれなく無視されるから困る。
こんなふざけたサービス提供するんじゃない。
最悪こいつの実家に連絡入れて帰ってもらおうとしたんだが、
雪歩「どうかしましたかプロデューサー?」
P「……なんでもない。気にせず料理を続けてくれ」
13 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 17:27:52.91
この女が包丁を持ってるから逆らえねえ。
血塗られた包丁の画像が今でも記憶に残ってるからな。
音無さんが余計なものを見せてくれたおかげで
雪歩さんに逆らえません。……でもこのままでいいのか?
出された料理を食べても帰ってくれる保証はない。
もしかしたら泊まるつもりなのかも。
アイドルと一線を越えるとか冗談じゃねえぞ。
雪歩「こすもーすこすもす♪
とーびだしていく☆」
持参したらしいエプロンをして料理してる雪歩。
一体どれくらい病んでいるのだろうか。
ちょっかい出してみるか。
P「なあ雪歩。そのままでいいからちょっと聞いてくれないか?」
雪歩「なんですか?」
P「ずっと言いたかったことがあるんだ。
俺、おまえのことが……」
雪歩「え、まさか///」
P「あまり好きじゃなくなったんだ」
雪歩「へ?」
14 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 17:33:06.71
P「あとこの際だからこれも言っておくわ。俺最近
□リコン気味なんだよね。真美とかやよいの相手するのが
楽しくてしょうがないんだー。ねえどう思う?」
雪歩「……」
P「ちなみに先週真美とキスしちゃった///
……うわ。言っちゃった。恥ずかしー///」
雪歩「……してですか?」
P「うん?」
雪歩「どうしてそういうこと言うんですか?
プロデューサーは私のことだけ見てくれるって約束してくれたのに。
嘘つきな人には罰を与えないとだめですよね?」
P「ちょ」
それが俺の発した最後の言葉になるなんて誰が予想しただろうか?
シャツを染め上げる赤い血。間違いなく俺の血だ。
出血してるのは脇腹。情けないことに包丁で刺されちまった。
雪歩「許さないです」
もう床に倒れてるってのにさらに刺してきやがる。
肉を裂く音と俺のうめき声が聴こえてくるぞ。
15 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 17:37:05.39
痛いからもうやめてくれよほんとさー。
あまりに痛いんで一回死んじまったよ。
出血多量だよ。さらにショック死だよバカヤロー。
どこで選択肢を間違えたんだろうな。
BAD END
(でもまだ終わっちゃいねえってんだよ!!)
19 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 17:40:54.52
真美「うなされてるけど大丈夫?」
P「はっ……!?」
起きたのはベッドの上。間違いなく俺の部屋だ。
さっきまで俺は雪歩と一緒にいたはずなのだが、
いつのまにか真美と一緒にいる。
P(なんだこれは?)
時計を見ると夜の七時。
真美みたいな未成年が男の部屋にいていい時間じゃねーぞ
真美「そんな言い方しなくてもいいじゃ~ん。
兄ちゃんが風邪で寝込んでるっていうから
心配して見に来てあげたのに→」
P「え? 俺風邪ひいてたの?
もしかして何日も会社休んでる?」
真美「今日で三日目くらいかな。
真美たちがローテ組んでお見舞いに来てあげてたんだよ→」
なるほどね。今日は真美がオフだったんだろうな。
20 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 17:43:39.45
P「ありがとう真美。熱はだいぶ下がってみたいだから
明日から復帰できるぞ。そしたらおまえと春香たちの
プロデュースにも専念できる」
真美「うん///」
自分のアイドルに気を使われるのはうれしいものだ。
おもわず真美をぎゅっと抱きしめてしまう俺。
なんて柔らかい感触。もうだめだ。
ついさっき殺されたばかりなのに真美を抱きたくてしょうがない。
性的な意味でな。
真美「真美は兄ちゃんとならいいよ?」
P「」
感情が爆発した。
ただ勢いのままに真美をベッドに押し倒す。
真美「きゃ」
二人分の体重を乗せてギシギシと音を立てるベッド。
俺は貪るように真美の唇に吸い付いた。
22 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 17:47:00.06
キスの最中、目を閉じることなく真美を見つめる。
一瞬だけ目があったけど、あいつはすぐ目を閉じてしまった。
P「真美。好きだ」
実際に好きだから困る。
真美も俺のことが好きだと帰してくれた。
両想いというわけだ。
服を全部脱がせて全裸にした。
裸の真美を隅々まで確認する。
良く引き締まってて美しい肢体だ。
真美「あっ……んっ……」
時間をかけてクンニしてやり、たっぷりと
あそこを濡らしてやった。
喘ぐ真美の声がいちいち工□い。
ピンク色の秘所は俺を迎え入れる準備ができたようだ。
P「次はいよいよ本番だ。
言っておくけどもう後には戻れないからな?」
真美「覚悟ならとっくにできてるよ。早くきて」
24 : サル避け悪いね : 2012/07/16(月) 17:51:46.08
そしてベッドで『ギシギシアンアン』コース///
ギシアン!!
激しいプレイに真美ちゃんのポニテが揺れてる。
お馬さんみたいに揺れる。
湿った声も漏れる。
汗もかいてる。
俺はただひたすらに腰を動かす鹿さんだー。
26 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 17:55:29.46
P「はぁはぁ……どうだい真美? 感じてるか?」
真美「あっ……あっ……すごい入ってるよぉぉ……」
熱い。熱いぞこのプレイは!!
たまらなくなって二回戦目も頑張ってしまった俺。
いくら若いからってやりすぎたかな?
でも真美も大丈夫そうだからいいよね。
二回戦目は真美さんを四つん這いにしてたくさん突いちゃった。
燃え上がるような快感。
俺のベッドの上で激しく乱れる真美を想像してみてくれ!!
28 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 17:59:24.83
真美「……んんっ……すごい激しいよぉ……らめえっ……!!」
俺の枕に顔を押し付けて喘ぐ真美。
文字通り激しくやってるので腰が抜けてしまってるのかな?
俺の責めに従って身体が揺れまくってる。
これが……繋がるということなのか。
真美「んっ……んっ……にいちゃ……ん……だいすきぃ……」
……ふぅ。
シャワーを浴びた真美が帰った後、一件のメールが届いたのだ。
ふろむ雪歩
『真美ちゃんとの浮気は楽しかったですか?
覚悟はできてるんですよね?』
あ?
29 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 18:04:34.88
何このメール?
生き返っても雪歩の性格は変わってないジャン。
明日確実に殺されるだろ。
P「しょうがねえ。どうせ殺されるならこっちから責めてやる」
そんで翌日。
俺は事務所の廊下で雪歩とばったり会った。
雪歩「昨日のこと訊かせてもらいますよプロデューサー」
開口一番に先日の追及が始まる。
今更だけどなんでこいつ俺と真美の情事を知ってんの?
まあいいや。これでも喰らえ
P「雪歩。好きだ」
雪歩「ほえ?」
31 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 18:08:16.40
ふ……。
いきなりの告白に戸惑ってるみたいだな。
これが俺が昨日寝ずに考えた作戦だ。
それはすなわち……
『ごり押し』
雪歩への愛をささやき続ければ何とかなるだろうという、
希望的観測にもとづく作戦だ。
雪歩「……そんな嘘っぽい告白されても騙されませんよ」
P「なあ雪歩……」
雪歩「?」
P「好きだ」
雪歩「なっ……」
36 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 18:15:31.09
さすがの雪歩氏もこの動揺ぶり。
会話の流れをぶっちぎってでも告白を続ける。
これがプロの犯行だ。
P「始めて手を握ったのはいつだったかな。
男性恐怖症だったころのおまえが懐かしいよ」
雪歩「あっ。手を……///」
さりげなく手を伸ばし、アメリカ人のような握手を交わす俺たち。
雪歩の手はぷにぷにしていた。それにしても肌白いなーこいつ。
P「雪歩の手、あったかいな」
雪歩「プロデューサーの手も暖かいです。てゆうか熱いですぅ。
今夏なのでそろそろ離してもらえますか。」
そういえば今は七月だったかな。
埼玉県の熊谷あたりで史上最高気温を観測したのが昨日だ。
つまり今日もすげー猛暑日なわけで。
38 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 18:20:49.37
P「悪かったな。でも俺の気持ちは伝わったろ?」
雪歩「……」
なぜか難色を示してる雪歩。
なぜだ?
まさか俺の作戦に不備があったとでも?
雪歩「プロデューサーの気持ちは伝わりましたよ」
ほっと一安心。愛してるからな雪歩?
雪歩「でも」
ん? 雲行きが怪しいぞ。
40 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 18:25:05.85
雪歩「真美ちゃんとやっちゃったのは事実です。
どれだけ言葉で誤魔化そうしても事実は変わらないです」
P「ちょ……」
暗い表情をした雪歩が俺に近づいて来るぞ。
今まで距離一メートルくらいを維持して話してたんだ。
その距離を詰められたらどうなる?
仮にだぞ?
雪歩が刃物のような物を隠し持っていて、
俺を刺そうとしてたとしたら?
俺に強い殺意を持ってるとしたら?
雪歩「実際に殺意を持ってるとしたら?」
P「待ってくれ雪歩!!
おまえのことは愛してるって言ったじゃないか!!」
雪歩「たしかに聞きましたけど、じゃあなんで
真美ちゃんといけない関係になってるんですか……」
41 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 18:30:57.08
ゴゴゴゴゴゴゴオゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオ
なぜか局地的に揺れが発生してる事務所。
シャレになんねーだろうが!!
P「雪歩!! 昨日のことは誤解だ!!
俺はお前のことだけを愛してる!!」
雪歩「へえ。そうなんですか。
誤解だったんですか?」
P「そうなんだ!! あれはちょっとした気の迷いなんだ!!」
雪歩「ちなみにここは何階ですか?」
P「誤解だ!!」
雪歩「二階ですよ」
P「え? ここって三階じゃなかったっけ?」
雪歩「どっちでもいいです。死ぬ間際の漫才は楽しかったですか?」
43 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 18:37:18.20
やっぱり雪歩は俺を殺すつもりらしいな。
よく見ると小太刀を隠し持ってるのが分かる。
こいつの家は極道の家なんだっけ?
たしか親父さんがヤクザなんだよな
いずれにせよろくなことにならん。
雪歩「また別の次元でお会いできるといいですね」
P「ぐぬぬ……」
ついに俺と雪歩の距離がなくなろうとしてる。
距離は俺の余命を表してるわけで。
死ぬのは怖くねえんだけど刺されるとと痛いから
やなんだよな。あれマジ痛いんだからね?
おまえらも喰らってみれば分かるよ。
44 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 18:40:33.39
飯の時間だー 保守ヨロー
51 : 保守トン 七割即興だから : 2012/07/16(月) 19:07:05.68
痛いのは嫌なのと、雪歩の顔が怖いのと、
熱さで頭がイカれてたんだろうな。
★俺はその場で全裸になり、雪歩に顔射しちまった★
雪歩「……?? いきなりナニを……!?」
射精するまで十秒しかかからなかった。
フランス製の速射砲もびっくりな速度だぜ。
P「なあ雪歩」
雪歩「けほけほ……ネバネバして気持ち悪いですぅ」
P「好きだ」
雪歩「この状態でも告白するとかいい加減にしやがれですぅ」
どうでもいいけど、なんでこいつの語尾は消え入りそうな
トーンなの? 低めの声と合わさって色っぽい!!
……思わず射精しちまったじゃねえか。ふぅ
54 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 19:11:28.89
今の俺は全裸だ。
俺を見ておかしいと思う人もいるかもしれない。
でも、よく考えてみてくれ。
俺は雪歩のことが好きだった(過去形)
特にこいつの肌の色と声が好きだった。
まあ声フェチなのだよ。
その俺が!!
雪歩氏と修羅場になり!!
殺されかけた!!
※生物の本能として、死を予感すると子孫を残そうする欲求が
急激に高まるそうだ。俺は本能に従ったまで(ドヤッ)
57 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 19:17:12.92
美希「でもTPOをわきまえてほしかったの」
P「美希か。もう俺はお前の担当じゃないから細かいことは
言えないけどな。今何時だと思ってるんだ?
完全に遅刻じゃねえか。また律子にどやされんぞ」
美希「ハニーの格好の方が問題ありなの。
美希の胸を見たらまた大きくなってるの」
一流のプロデューサーは常にフルボッキなんだよ。
細かいことはいいじゃないか。
俺は雪歩の暴走を止め、こうしてピンピンしてるんだからな
(アソコはビンビンだ☆)
俺の行為は雪歩の社会的暴走を止めるための清い行いだったんだ!!
美希「ハニーがそんな人だったなんて知らなかったの」
雪歩「アイドルに顔射するとか最低です」
58 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 19:23:58.87
律子「見てましたよプロデューサー殿。
朝から何やってるんですか」
なんと!!
律子にも見られてたのか!!
律子「通報しましたから」
……はは。聞いたか?
通報したんだってよ。つまり俺は社会的に終わりだ。
今すぐ服でも来て皆を説得したいんだが、
それももう無理かな。
だって脱いだパンツとかどっかいっちゃったんだもん。
自分の脱いだ下着も管理できないなんて社会人失格だ。
これじゃ逮捕されても言い訳できねー。
しかも雪歩にネバネバした液体がたくさん
かかってるから、余計に言い訳なんてできねー。
61 : >>60 おう。ゆっくりしていってね☆ : 2012/07/16(月) 19:29:26.86
P「もういいや」
俺はずっと言いたかった本音をしゃべることにした!!
P「おい雪歩。警察が来るまでまだ時間あるよな?
こんな時だから言うけどさ、俺おまえのこと嫌いなんだわ」
という内容をメールにして送る俺。
あえて口で言わないあたりがプロだね。
雪歩「……」
雪歩は文章を読んでから俺を睨み、
すぐ返信してきやがった。
フロムゆきぽ☆
本文:は?
すげー短いが煮えたぎるような怒りは伝わってきたぜ。
62 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 19:35:09.95
俺はこう返した↓
『昨日の真美との一戦はすごく楽しかったです。
やっぱりヤルのは□リに限ります。
ちなみに今日君に告白したのは全部嘘です。ごめんなさい』
雪歩「はぁ……もういいです。
そんなプロデューサーなんていらないです」
グサッ☆
俺の文章にイラッ☆ときた雪歩さんに刺されちゃった。
♪ 水面が揺らぐ風の輪が拡がる
風の輪が拡がる
触れ合った指先の
青い電流
★bad end★
(ふざけんじゃねえー!! まだ終わらえぞ!!)
64 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 19:39:08.28
そして時間が巻き戻り、また今朝の通勤シーンが始まった。
俺は事務所があるビルの手前にいる。
携帯を見る。
『真美ちゃんとの浮気は楽しかったですか?
覚悟はできてるんですよね?』
昨日雪歩から送られた脅迫メールだ。
前回の失敗を行かさないとまた殺される(恐怖でガクブル)
P「ち……ちくしょう。もっとポジティブに考えないと
心がどうかしちまう」
冷静に考えると刺されるのも慣れてきたな。
最初の一撃は死ぬほど痛いけど、
ある程度血が流れれば頭がボーっとするから
割と早く死ねることが分かったぞ。
だからなんだって話だが。
66 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 19:46:54.12
P「通勤したら雪歩と会っちまう。
ここは家に引き返すべきか?
それともどこかで時間をつぶして……」
伊織「あんた、ビルの前でなにうづくまってんのよ」
P「おう伊織じゃないか。おはよ。
俺には気にせず事務所に行ってくれ」
伊織「あんたが死にそうな顔してるのが心配なのよ。
第一次世界大戦でタクシーでヴェルダン要塞まで
輸送されたフランス兵みたいな雰囲気してるわよ」
P「つまり死相がでてるっていいたいのね。
よくわかんないとこで素直じゃないんだから」
伊織「なによ/// こういう性格なんだからしょうがないでしょ」
P「でも心配してくれてうれしい。
ぎゅってしてあげるからこっちおいで?」
伊織「んなっ/// そんあ、朝っぱらから……」
P「いいから。今なら誰にも見つからないって」
69 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 19:50:57.71
夏だから暑いけど早朝だからギリギリおKだろ。
どうでもいいが暑いを変換し間違えてたな。
ノースリーブのワンピースを着た伊織を優しく包み込んでやる。
……ふわぁ。
この子すごいいい匂いがするよぉ☆
雪歩「朝から何してるんですかプロデューサー?」
とつぜんの横やり。
なに?
また俺が刺される展開とかもう飽きたよ?
P「あと五秒待ってくれ。もう少し伊織と抱き合っていたいんだ」
雪歩「五秒もあげたら二人とも血まみれになりますよ?」
72 : ninja! : 2012/07/16(月) 19:58:21.49
スチャ。
取り出されるナイフ。
ってこんどはナイフかよ。
どの次元の雪歩も刃物を常備してるらしい。
へへ。いいねぇ。さすが今どきの女子高生は刃物くらい持つよね☆
雪歩「伊織ちゃん、早くプロデューサーから離れたほうがいいですよ。
私だって同僚をこの手にかけたくありません」
伊織「なっ……? ちょっとこいつ何言ってるの?」
P「いやぁ。実は萩原さんがヤンデれ?とかいうのに感染したらしくてさ。
俺のストーカー的存在にになったのよね」
伊織「ヤンデレってなに? 雪歩が病んでるってこと?」
73 : 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 : 2012/07/16(月) 20:04:53.34
P「まあそんな感じらしい。ヤンデレについて詳しくは音無さんに
聞いてくれ。俺もよく分からなくて二回くらい刺されちまった」
伊織「はぁあ!? あんた二回も刺されたのにまだ生きてんの?」
P「う、うん。まあね。これでも身体鍛えてるからな」
伊織(鍛えてどうにかなるのかしら?)
いぶかしむ伊織もまた可愛かった。
現在の俺と伊織の距離はゼロだ。
つまり、肌と肌が触れあってる。
薄着のため文字通り肌と肌が密着。暑いくらいだ。
P「なあ伊織。キスしようか?」
伊織「んなああ!? この状況でキスするとかあんた正気!?」
P「愛してるからさ。いいだろ伊織?」
74 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 20:12:08.32
ずっと俺の夢だったんだ。
命を落とすかもしれない修羅場で、
あえて他の女の子と仲良くするっていうのがな。
あっ。遠くから春香が来るのが見える。
ちょうどいい。このまま伊織と俺の仲を見せつけてやるか。
伊織「んんん……こんな場所じゃだめよぉ……」
P「いいから言われたとおりにしろ。
おまえは俺の言うことだけ聞いてればいいんだ」
激しく抱き合った男女が交わす熱い口づけ。
有名な画家に頼んでスケッチしてもらいたいくらいだぜ。
春香「……えっとぉ。プロデューサーさん?」
P「おはよ春香。今日はダンスレッスンの日だから
着替えて待機しててくれ」
76 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 20:17:29.58
春香「でも朝からこんな場面見せられたらやる気なくなります」
たしかに春香の言うことにも一理あるな。
自分の指導者たるプロデューサーが公衆の面前で
アイドルとキスしてる。ちょっとおかしいかもな。
というか確実におかしいだろう。
どうも俺の思考回路は暑さのせいで狂ってるみたいだな。
P「こら伊織。もっとキスさせなさい」
伊織「無理ぃぃ!! みんな見てるから恥ずかしいよぉ!!」
伊織がじたばた暴れてるが、ついにディープキスまでしちまった。
お嬢様のお口の中ってのもおつなもんだぜ。
もっとこいつを抱きしめていたいんだ。
いいかな?
77 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 20:21:59.50
雪歩「ダメに決まってるじゃないですか!!
どうして次から次へと浮気を繰り返すんですか!!」
P「んー。成り行きかな?」
雪歩「私のこと一番に愛してくれるって言ったのは嘘だったんですか!!」
P「顔とか声は今でも好きだよ?」
前回は射精出来て、よかった。
雪歩「……じゃあどうして?」
P「俺とおまえはもうアイドルとプロデューサーの関係じゃないんだ。
俺は春香たちを一流に育てなくちゃならない使命がある。
悪いけど俺とはしばらく距離を置いてくれないか?」
雪歩「そんなのおかしいです。だったらどうして竜宮の伊織ちゃんの
ことだけ可愛がってるんですか?」
P「素直じゃないとことか最高だよね。あと見た目も□リっぽいし」
雪歩「伊織ちゃんだけ特別扱いとかずるいです。くやしいです。
私はプロデューサーの家までご飯とか作りに行ってあげてるのに」
伊織「そんなことまでしてたのあんた!?」
79 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 20:27:17.28
春香「それって付き合ってるって言いませんか?」
P「それがさ……俺的にはアウトだと思うんだよね→。
アイドルとプロデューサーが同棲してるみたいで
世間体とかやばくない?」
春香「プロデューサーさんが伊織ちゃんとしてることも
世間体とか最悪ですよね」
P「まあ大目に見てくれよ。あとでパフェおごるからさ。
それより問題なのは雪歩が俺のストーカー的存在って
ことなんだよね。呼んでもないのに家に来ちゃうの」
伊織「なんですって?」
P「そんで夕飯食べて、お風呂入って、最後はベッドまで
話を持ってこうとしちゃうわけ。みんなどう思う?」
春香「さすがにそれはちょっと……」
伊織「病的じゃない。そういうのをヤンデレって言うんでしょうね」
雪歩「私は将来プロデューサーと結婚するんだから同棲するのは
当たり前なんですよ? どこかおかしなところでもありますか?」
P「いつのまにか婚約してたのか俺たちは」
雪歩「はい。たぶん半年前くらいに。
ちなみに私のお父さんにも話を通してありますよ?」
81 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 20:31:07.10
P「なにそれ怖そう」
雪歩「あとでPを家に連れてこいとか言ってましたよ」
P「こえー。まじ勘弁だわ」
雪歩「いまさら何言ってるんですか?
私と仲良くなった時点でこうなる運命だったんですからね」
話をしてても平行線をたどるだけってわけか。
しょうがないなぁ。また刺されるも困るし、
ここは奥の手を使っちまおう。
P「伊織。今日は萩原さんは休みって律子に伝えといてくれ」
伊織「え?」
俺は雪歩を縛っちまった。
昨日音無さんに聞いた話だと、ヤンデレってのは
末期になると男を縛ったりするらしいな。
ヤンデレを束縛。悪くない手段だろ?
やられる前にこっちから仕掛けたってわけだ。
83 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 20:35:32.30
雪歩「むぐぐ……んぐぐぐ……!!」
しゃべれないように口にボールギャグを噛ませてやった!!
なんて工□いんだ雪歩!!
縛るのに使った縄はどこから出てきたって?
そんなもん適当に調達したよ!!
P「みんなわりーな。雪歩を連れて帰ることにするわ。
春香ややよいたちは今日一日遊んでていいよ。
伊織はちゃんと仕事頑張れよ?」
伊織「」
春香「」
たまにはヤンデレの女の子と水入らずですごすのも悪くないだろ。
縛っておけば殺される心配もないしな。
雪歩を車に入れて出発だ。まるで誘拐犯みたいだな。
つーか大の男が堂々と職務放棄するとか人間としてどーなのよ?
85 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 20:41:57.85
めんどくさいんで考えないことにするか。
そんで自宅に帰ったぞ。
涙目になってる雪歩をベッドに降ろし、真面目に話をすることにした。
P「さあギャグを外したぞ。苦しかっただろう雪歩?
手荒な真似してごめんな」
雪歩「プロデューサーのバカ……」
P「ははは。ごめんな雪歩?
愛してるから許してくれよ」
雪歩「少しも愛してないくせにそんなこと言われてもうれしくないです!!」
P「じゃあなんて言ったら許してくれるんだ?」
雪歩「この縄を解いてください。
今すぐプロデューサーを抱きしめたいんです」
P「嘘つけ。解いたら俺を刺すじゃん。もう痛いの嫌なんだよ!!」
雪歩「逆切れですか。じゃあセ●クスしてくれたら許します」
P「うおおい。いきなり変化球来たぞこれ。
まあ確かに今は二人っきりだけどおまえと
一線を超えると婚約させられそうで嫌だな」
87 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 20:47:22.18
雪歩「はっきり言いますねプロデューサー。
また刺したくなっちゃうじゃないですか」
P「そうだろうね。だから今度は俺が雪歩を監禁しようかなって」
雪歩「私監禁されるんですか?」
P「新ジャンル・プロデューサーがアイドルを監禁する」
雪歩「ただの犯罪じゃないですか」
P「そうだな……はたから見たら俺が悪人だよ」
雪歩「まるでプロデューサーもヤンデレみたいですね。
私のことが好きすぎて監禁しちゃうんですか?」
P「それだったらまだ健全だったかもしれないけどな。
殺されたくないから相手を監禁するってのもおかしな話だ」
雪歩「それより伊織ちゃんとはどういう関係なんですか?
私のみてる前で堂々とキスするとか尋常じゃないですぅ」
P「付き合ってるとかじゃないから安心しろよ。
今日伊織とああなっちまったのは成り行きだ。
なんとなく伊織を見てるとああしたくなるんですよ」
雪歩「私にはちっともそういうことしてくれないじゃないですか!!」
89 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 20:55:44.85
P「本当に好きな女には欲情できないって言葉があってな。
俺にとっての雪歩がそうだったんだよ(過去形)」
雪歩「え……。なぁんだ。プロデューサーはまだ私こと
が好きってことですか?」
P「まあそんなところだ。雪歩の性格が元に戻ってくれれば
ハッピーエンドを迎えそうなんだが」
雪歩「今まで酷いことしてごめんなさいですプロデューサー。
もう十分反省したから縄を解いてください」
P「うそくせー。それは無理な相談だよね→」
だが、不覚にも涙目になってる雪歩に興奮してしまった俺。
こいつの涙目はかわいすぎて男を狂わせるぜ。
性格が改変されても見た目だけは一級だからなぁ。
大人しくさえしてればどうにかしてしまいたい
衝動に駆られてしまう。
俺はどこまで愚かな獣なんだ?
91 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 21:00:37.70
P「なあ雪歩。おまえ最近頑張ってるよな。
テレビで雪歩の活躍を見る機会多いぞ?」
雪歩「本当に頑張りましたから」
P「ならご褒美が必要だよな?」
雪歩「え?」
P「お前の望んでたことだよ。もっとも最後までやらないけどな。
ちょっと顔をこっち向けろ。おまえにもキスしてあげるから」
動けない雪歩の唇を奪ってしまう俺。
ヤンデレの子とキスするのは緊張するぜ。
こいつの身動きを封じてなかったら絶対やってなかったね。
雪歩「やめちゃだめえ。もっとください……」
P「しょうがない奴だな。ちゃんと目閉じろよ?」
白い肌が朱色に染まってて面白い。
気持ちの方向性こそ間違ってるものの、
雪歩が俺のことを好いてることに変わりはない。
何度も言うがこいつの顔は好きだし、
キスするのが心底嫌なんてことはない。
92 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 21:04:56.83
P「どうだ雪歩? 満足したか?」
雪歩「もっとぉ……もっとぎゅってしてください」
P「はは。まるで盛りの付いた獣みたいじゃないか。
でもちょっと待っててくれ。今監禁するのに必要な
生活道具を買ってくるからよ」
雪歩「えぇ。行っちゃうんですか?
買い物に行くなら私も一緒に行きたいですぅ」
P「でも雪歩を連れて行ったら監禁してることにならないじゃん。
いいから大人しく監禁されててくれ。すぐ帰るからさ」
雪歩「ふぇぇ」
かわいそうだが無視してアパートを出る。
ちっ。上着に雪歩の匂いが着いちまったぜ。
こういう匂いって洗わないと取れないんだよね。
口の周りにも彼女の唾液がうっすらと残ってるのが
生々しいだろ? いっそシャワーで浴びてから出るべきだったかな。
P「ほう。この店には珍しい品物がたくさんあるな」
俺が立ち寄ったのは近所のSMショップだった。
ビルの五階部分のテナントだ。
98 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 21:13:21.42
こういう店って普通地下とかにあるべきなんじゃねーの?
まあどうでもいいけど。俺はシマウマのような顔で物色した。
P「この手錠とか使えそうだな。さすがに縄で縛ってるだけじゃ
かわいそうだし、生活にも不便だからな」
貴音「まああなた様。ごきげんよう。
このような面妖な場所で会うとは奇遇ですね」
P「うわああ!! なんで貴音がこんな店に!?」
貴音「たまたま興味本位で除いたのです。
今日はオフなのでラーメンショップ巡りをしておりました」
P「そ……そうなのか」
貴音「あなた様はどうして手錠などをまじまじと
見つめておられるのですか?」
答えようによっては俺が犯罪者になっちまう。
だが相手は貴音だぞ?
雪歩を監禁してることを知ったらショックを受けるだろうが、
俺が受けたストーカー被害を知ればきっと同情してくれる。
102 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 21:19:46.74
あーもう。説明するのってめんどーだな。
長いから一行でまとめるか。
P「貴音のお●ぱい揉ませてくれないか?」
貴音「……はい?」
P「ごめん。間違えた。実はこんな事情があってだな……」
雪歩の熱いストーキングプレイを説明された貴音は
以外にも憤慨し、私の方から雪歩に説教してあげるなどと
言いだしたぞ。お姫賃パワー半端ねえな。
貴音「ではあなた様。私もこれから萩原雪歩のところへ参ります」
P「いえーい☆ 助かるぜ。正直俺も監禁とかやったことないから
どうしたらいいか迷ってたんだよねー」
あん? ちょっと待て?
貴音っちは何を思ったのか腕組しながら歩き始めたぞ?
巨乳に押しつぶされる腕の感触。
103 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 21:24:19.40
貴音「ダメでしょうか?」
P「全然。ずっとこのままで帰ろうぜ」
俺はどこまでもクズだな。ぶっちゃけ雪歩より
俺の方に問題があるんじゃねえかと考えてる。
うーむ。
更生すべきなのは俺自身か。
クズすぎるのも問題だよな。
雪歩「おかりなさいですプロデューサー。
じっとしてたら喉乾いちゃいました。
お腹もペコペコですよぉ」
P「おう悪かったな。でもたまには放置プレイも悪くないだろ?」
貴音「お邪魔しますね」
雪歩「?????」
突如現れた貴音に驚きを隠せない雪歩。
しかも俺と腕を組んだままだ。
105 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 21:29:05.19
貴音は大人っぽく見えるからまるで夫婦みたいじゃないか。
雪歩「……次から次へと。また浮気ですかプロデューサー?」
P「貴音は俺たちの仲間じゃないか。今更浮気もくそもないだろ」
雪歩「仲良さそうに腕組みしてるくせによく言いますよ!!
ああ!! この手が自由だったら今すぐ排除してあげるのに!!」
P「萩原容疑者はこのように述べ、容疑を否認してるとのことです」
貴音「なあ、警察の調べによると、萩原容疑者は被害者のP宅へ
なんども押し入った形跡があり、自ら婚約者を名乗るなどという…」
雪歩「茶化すのやめてください!! 貴音さんも人の男を
盗ろうとするなんてどうかしてます!!」
貴音「Pは誰のものでもありませんよ?
彼には本名すらありません」
P「そういや俺って名前ないよね」
貴音「いっそ苗字は四条にしたらいかがでしょう///」
P「えっ。それってプロポーズされたってことでいいのかな///」
108 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 21:36:02.73
やばい。
ドキドキしちゃった。
貴音の弾けんばかりの爆乳とお尻の迫力に僕のアソコもどきどき☆
雪歩「そんなことどうでもいいです!!
プロデューサーが勃起してるなんていつものことじゃないですか」
P「こら雪歩!! 女の子が下品な言葉を使うんじゃありません!!」
雪歩「自分は散々汚い言葉を口にしておいて今更どの口が
それを言うんですか!! プロデューサーは巨乳好きなんですね?」
P「……そうなのかな? □リコンでもあり、巨乳好きでもある?」
貴音「まあ不思議な人種ですわ。今度からゴシック□リータの
コスプレでもしたほうがよろしいでしょうか?」
P「そこまでしなくてもいいんじゃない?
貴音は今のままで十分魅力的だよ」
貴音「あ……ありがとうございますあなた様///」
雪歩「がぶがぶ」
110 : >>107 ごめーん。途中で飽きちゃった☆ : 2012/07/16(月) 21:42:01.64
何かを噛んでるような音? と思ったら萩原さんが
縄をかじってるよ。きよーだな。と思ってたら
なんと縄が解けちゃいましたとさ。
雪歩「うふふふ。これでやっと自由になりましたよ。
さあプロデューサー。大人しくお縄についてください」
P「お縄につくって……用は監禁されたりするってことか」
雪歩「まずは両足を骨折させて動けなくしますね。
そのあとベッドに固定して私なしじゃ生きられないように
してあげます。場所は北米のの山荘がいいです」
どこのホラー小説からとってきたネタだよ。
たぶんそれ七十年代くらいのネタだよね?
P「じゃあこの手錠とかどうしよっか?
お店に置いてあった中で一番高いの買ってきたんだけど」
雪歩「Pに使ってあげるから安心してください。
うふふふふふ。楽しい監禁生活になりそうですねェ?」
なにが楽しい監禁生活だ。
そんなの監禁してる本人が自己満足するための
ONAニー行為に過ぎないじゃないか。
113 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 21:50:48.15
俺は雪歩のONAニーのために犠牲になんてならないぞ。
あいにく俺には強い味方がいる。
四条貴音。
ミステリアスな雰囲気をまとうこの少女には
謎が多く、くわしい出身も分からない。
公表してる年齢だって本当かどうか分からん。
なにより疑問なのは、彼女の胸のサイズだ。
俺はよく思うんだが、テレビなどで言われてるサイズより
実際は少し大きいんじゃないかと思ってる。
俺はアイドルのプロデューサーだ。
仕事を円滑に進める以上、そのサイズを適切に把握しておく
必要があるんじゃないだろうか。
貴音「もう諦めなさい萩原雪歩。
プロデューサーはあなたのような女を求めてないのです」
雪歩「そんな嘘信じません!! プロデューサーは私のことが
大好きって言ってくれました!!」
114 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 21:54:56.06
俺ってそんなこと言ってたのか? 自分が言ったことは
昨日の天気予報のように忘れちまうからなぁ。
雪歩「貴音さんも私の邪魔をするつもりなら容赦しないですぅ」
貴音「むむ。ついに日本刀を取り出しましたか。
なんという威圧感。こちらの武器ではとても
応戦できそうにありません」
P「くっ。数はこっちが優勢なのに武器で差がついちまったか」
まさか負けるなんてことにはならないよな?
最悪負ければ貴音は嫉妬により殺されるか拷問されるぞ。
親愛なるお姫ちんの苦しむ姿なんてみたら俺が発狂するっての。
PRRRRRRR
んあ? こんな時にメールかよ
116 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 22:02:11.53
フロム 音無
『事情は伊織ちゃんから聞きました。ヤンデレには
注意してください。嫉妬心から邪魔な女を殺害したり
するそうですから、できるだけ他の女の子と一緒に
いないほうがいいですよ。ピヨピヨ』
他の女の子と一緒にいないほうがいいか……。
てことは俺が今までやってきたことは……
①伊織とキス。 ②貴音とラブラブショッピング ③真美とギシアン
などか(別次元含む)
全部最悪の選択肢だったじゃないか。
こんな馬鹿でも首にならないんだから世の中間違ってるね。
P「しょうがねえな。もう争いは止めにしようじゃないか二人とも。
一度冷静になって考えてみてくれ。俺が雪歩を拒んだのが
そもそもの原因だったんだ。この際俺は雪歩との同棲を
認めようと思う」
122 : >>118 おひさー☆ : 2012/07/16(月) 22:09:25.68
雪歩「えっ☆」
貴音「な……正気ですかあなた様!!
雪歩はあなたを監禁すると言ってるのですよ!!」
P「わーってるって。だから条件を付ける。おい雪歩。
俺を地下や外国に閉じ込めたらすぐ通報するからな。
つまり俺を監禁するなってことだ。お互い平等な関係でいこう」
雪歩「はいですぅ!! 絶対に監禁しないって誓いますぅ!!
これからは一生プロデューサーに尽くして生きていきます!!」
貴音「こんな女の甘言に惑わされてはいけません!!
二度と日の目を見れなくなるかもしれません!!」
P「例えそうだとしてもそれでいいんだ。
雪歩が病んだのは……俺が原因なんだ。
俺に責任がある以上、最後まで雪歩の面倒を見ることにするよ」
貴音「ああっ……なんということでしょう……。
あなた様の姿が遠く感じられてしまいます……
もう私の声すら届かないのですね……」
オペラ俳優のような過剰な演技で落ち込んでる貴音。
まあ気持ちはよく分かるさ。
偉そうに講釈してる俺だって震えが止まららないくらいなんだ。
どうせ監禁しようとしても逆効果。食うか食われるかの関係だ。
123 : 以下、名無しにかわりましてプロデューサがお送りします : 2012/07/16(月) 22:12:04.06
だったら少しでも対等な関係ですごしたほうがいい。
来るなと言っても家には来ちまうんだからな。
こうして俺と雪歩っちの愛?の共同生活がスタートした。
雪歩は親側をどうにかして説得することに成功したらしい。
どうやって説得したのか謎だが知らない方がいいんだろうな。
俺の汚かったアパートも今では綺麗に片付き、平日の朝と夜は
可能な限り手作り料理を作ってくれる。
こうしてみてると幸せな夫婦みたいに思えるだろ?
ところがヤンデレとの生活は生ぬるいものじゃなかったんだ。
その話はまたあとですることにしよう。
ヤンデレ雪歩 第一部 完
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疲れちゃった
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THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 007 前川みく『おねだり Shall We~?』
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THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 010 島村卯月『S(mile)ING!』
Comments: 6
- 974:名無しP@もばます! 2012-07-24 Tue 09:37:26 ▼このコメントに返信する
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誤字多いなw即興か?
- 975:名無し 2012-07-24 Tue 09:48:27 ▼このコメントに返信する
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7割即興って書いてる
飽きたのもまじなんだろうなw - 982:名無しP@もばます! 2012-07-25 Wed 03:11:30 ▼このコメントに返信する
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(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にょわー!
- 15581:名無しP@もばます! 2013-01-10 Thu 15:55:23 ▼このコメントに返信する
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俺はSSを読むつもりだったんだが、間違えてどこかの中高生の妄想日記を読んでしまっていたようだ・・・
- 20328:名無しP@もばます! 2014-03-28 Fri 21:24:32 ▼このコメントに返信する
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Pウザすぎ
- 20490:名無しP@もばます! 2015-05-16 Sat 12:02:09 ▼このコメントに返信する
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臭すぎて吐きそう