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【ウマ娘】サトノダイヤモンドSS 「トレーナーさん、最近お疲れですよね…?」

  • Posted by: 大蠍
  • 2021-05-31 Mon 12:13:41
  • ウマ娘
「トレーナーさん、最近お疲れですよね…?」
デスクで資料を睨んでいると、担当ウマ娘のダイヤがそう問いかけてきた。
「…いや…どうかな」
仕事が忙しいことは忙しい。担当ウマ娘は、嬉しいことにレースで活躍し始めている。
「確かに、首や肩は凝ってるけど」
その言葉を待ってたとばかりに、ダイヤが微笑む。
「マッサージしてあげます」
「マッサージ…肩たたきか?」
「いえ…最近、美容師さんに頭皮マッサージのコツを教えて頂いたので」

促されるがままに、ソファに座る。
後ろにダイヤが立ち、頭にそっと手を添えてきた。
「では…リラックスしてくださいね」
優しい圧力が、後頭部を中心にじわじわと広がる。
首の付け根あたりを押されると、じぃんと目の奥まで響いた。
「うぅ…」
「すごく張ってますね…強さはどうですか?」
「効くぅ…ちょうどいいよ…」
「ふふっ」
つむじのあたり、そして耳の上あたり。じんわりと、指の腹で圧迫してくる。ポイントポイントで、グッと力が入った。
「おぅ…上手いな…」
「ここのつっぱりが取れると、肩コリも楽になるそうです。前の方も触りますね」

ダイヤの指がこめかみのあたりから、目の周りにも触れてきた。
じんわりと圧力がかかると、思わず声が出るほど気持ちいい。
ダイヤの手が暖かい…
そこで、ダイヤが急にストップする。
「…? ダイヤ?」
「っ、なんでもないですっ」
なんの間だったのだろうか。

そんなことを思っていると。

ふにっ ふにっ

恐ろしく柔らかい感触が、断続的に後頭部に当たる。これは…ダイヤの…
…一生懸命なせいで、気づかないのだろうか。

ほどなく、頭皮マッサージは終わった。

「ありがとうダイヤ、すごく気持ちよかった」
さっきまでの感触は、出来るだけ忘れることにしよう…
振り返ると、ダイヤは難しい顔で考え込んでいた。
「…やっぱり、凝ってますね、トレーナーさん」
そして、自分の荷物から、何かを取り出す。
「私、他にも出来るマッサージがあるんです。手のマッサージ、どうですか?」

「そこまでは…悪いよ」
「いえ、今日はお世話させてください」
ダイヤはソファの隣に座り、手に持っていたモノ…ハンドクリームの蓋を開けた。
「はい、片手ずつ」
…今日は、ダイヤの気の済むようにしてあげよう。今度、何かお礼をしないとな…

「このままでいいのか?」
「あ、腕時計だけは外してくださいね」
分かった、と返事してから腕時計を外し、一応シャツで手のひらを拭いてから、差し出す。
「クリーム、塗りますね」
多めにクリームを取ったダイヤが、自分の手のひらの間でクリームをこねる。
そうしてから、こちらの手を、両手で包んだ。
にゅるり…

手の表裏、それから指の一本一本。
ダイヤの細い指が、クリームを塗りこんでくる。
「(う…)」
ダイヤの手がスベスベで、クリームでヌルヌルで、なんとも…

ダイヤの、こちらに傾けた頭からは、ふわりと甘い匂いが感じられた。

「…ふふ、トレーナーさんの、おっきいです…」
ダイヤの指が、丹念に凹凸をなぞってくる。
肌と肌が直接触れ合うせいか、それだけでも気持ちがいい。
骨と骨の合わせ目、その周り。親指でぎゅっとされると、肘のあたりまで響いた。
「うおぉ…これも効く…」
「手も、結構張ってますね…」
親指の付け根のあたり、そして手首。優しくじっくりと押されると、力が抜けていく。
多すぎると思ったクリームも、肌に吸い込まれたのか、気にならなくなっていた。

「挟みますね。強すぎたら言ってください」
指の腹を、順番にぎゅっと挟まれる。少しだけ痛いが、気持ちいい。
「どうですか? 上手くできてますか?」
「ああ…気持ちいいよ、ダイヤ…」
ダイヤがこちらに手を合わせてきた。指を指を絡めて握り、かるく振る。
「力抜いてくださいね……ぶらーんぶらーん…」
心なしか、ダイヤの顔が赤い気がする。

「はい、もう片方の手ですね」

…そして、両手ともに終わったのだが。

なぜかそのまま、ソファで膝枕されている。

最後にダイヤが提案してきたのは、耳かきだった。
…受け入れてしまった。
「…このシチュエーションは、誰かに見られたらアウトだな…」
スカートの生地越しに、太腿の柔らかさと弾力が伝わってくる。
ほのかに感じる石鹸の匂いと、さっきよりもはっきりとわかる、甘いダイヤの匂い。
極めつけに、たまに側頭部にのしかかってくる重みが…
「大丈夫です、ここに居るのは私達だけです」
クスクスと笑いながら、ダイヤが綿棒を動かす。

「耳かきしてもらうのなんて、母親以来かな…」
「そうなんですね」
心なしか、楽しそうだ。

「私もキタちゃんにしかしたことがなくて。浅いところまでにしますから」
「耳の作りが違うもんな…」
綿棒が、優しく穴の入り口を撫でる。ごく普通の、耳かき。
「…汚れてないか?」
「そんなことありませんよ? トレーナーさんのお耳、綺麗です」
こちらを安心させるような、ゆったりとした優しい動き。

「……う」
まぶたが重くなってくる。まずい。
「…眠くなってきました?」
「い、いや…」
「いいんですよ…リラックスしてください…」
そのまま、お互い声を出すこともなく時間が流れ…

「はい、じゃあ反対側ですね」
ダイヤの声で、少しだけ意識が引き戻される。
いかん、ほぼ寝てた…
「あぁ、分かった…」
ダイヤと位置を入れ替えるため、身体を起こそうとしたが…ダイヤに押しとどめられた。
「そのままで、寝返りしてください」
「…それは…」
ダイヤのお腹を向くことになってしまう。
「いいですから…」
ダイヤの手に促され、夢うつつのまま、頭だけ浮かせて身体をよじる。
視界には、ダイヤの制服しか見えない。暖かさと、より濃いダイヤの匂い。
「はい…ゆっくり休んでくださいね…」
母性すら感じるダイヤの声と、再び始まった耳かきに、意識がトロけていった。

「ふふ…」
すっかり眠ってしまったトレーナーさんの髪に触れていると、笑みが漏れる。

可愛い寝顔…撮っておかないと。
今日は、とってもいい日。
トレーナーさんの髪の匂い、手の大きさ。恋人握りまでしちゃいました。
もちろん、癒してあげたい気持ちに偽りはありません。

スゥ、スゥ、と寝息がお腹に当たる。
「あぁ…」
ゾクリ、と下腹部から頭の先まで、甘い痺れが走る。
身体を倒し、トレーナーさんに胸を押し当てながら、うなじの匂いを堪能する。
なんて……イイニオイ。
ピクリと、自分の腰が跳ねる。
…後で、下着を変えないと。

トレーナーさんが担当する、もう一人のウマ娘の顔を思い浮かべる。

キタちゃん。
同室の、私の親友。そして、ライバル。

今日は、委員会の活動で不在。顔を合わせるのは、寮になるだろう。

…身体中に沁みついたトレーナーさんのニオイ、気づかれるかも。

―♪

END

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